2025年度 園だより 

2025年度(令和7年度)の園だよりを掲載いたします。ぜひご覧ください。

6月1日  園長 齊藤 昌子

 先頃は各クラスの体操参観日がありました。園の中でお友達と関わりを持ちながら、元気に過ごしているお子様方の姿をご覧になっていかがでしたか?
 今までの参観日を振り返ってみても、多くの保護者の方々が『家にいる時とは全然違う』とか『思ったよりちゃんと先生の言われることを理解している』等と新しい発見をされる方がいらっしゃいます。
 幼稚園の良いところは、目標とすべきお手本が身近にあるところです。それは多くのお友達です。『あのお友達のようになりたい』と思って真似をしていますので、覚えることが早いですね。
 まつ組には鉄棒でも前まわり・逆上がり等、軽々と出来る人が多数いますが、うめ組さんの頃からぶら下がりや前まわり等、何回も何回もくり返し練習していましたね。
 時折、担任の先生方から「○○さんが今日はじめて逆上がりが出来るようになりました。」等と報告が来ますが、それは何より嬉しいことです。園生活の中で無理なく刺激を受けて『ある日ちょっと真似してみよう』と思い立って、やってみたら出来てしまいました。という具合でしょうか?
 私自身の幼児時代を思い出してみると、幼稚園には入園式だけ行きましたが、まもなく戦争のせいで直ぐ転居を繰り返しましたので、それ以来幼稚園はほとんどなかったのです。今頃になって牟礼幼稚園のお子様たちが羨ましく見えるひとときです。

5月1日  園長 齊藤 昌子

 毎日の通勤の道すがら多くの小鳥の声を聞きながら思わず上を向いて歩いています。一羽の声に呼応するように一斉に大勢の団体がさえずりを始めます。私にはシジュウカラかジュウシマツかの区別さえわからないのですが、鳥たちは規則的に団体で移動しているみたいですね。
 先代の園長 原 篤子先生は小鳥たちが大好きでした。自宅に帰るとちょっとした先生の庭に集まってくる小鳥たちを歓迎していました。「鳥たちがついばむ姿がかわいらしいわね」というのが口癖でした。
 その頃先生方の中に「日本野鳥の会」の会員でもある野鳥に詳しい方がいらして、鳴き声だけで「あの声はウグイスではなくてシジュウカラですよ。」とか教えてくださったそうです。なんでもウグイスと思ってしまう一般人の私たちは大笑いになったものでした。
 朝早くからあんなに忙しそうに鳴いていた小鳥たちは昼間どこに身を潜めているのでしょう。井の頭公園の林に集まっているのでしょうか?また夕方には集団で帰ってくるのを見かけますね。
 その途中にある牟礼幼稚園では、園庭の大きく育った樹々に代わるがわるに留まっていたり、梢から梢へ飛び移ったりしているのを見かけます。耳を澄まして聞いてみると思いおもいに「ツッピー、ツッピー」と言っていますね。何を話しているのでしょう?勿論、園児さんたちとのかわいい友達です。

4月1日  園長 齊藤 昌子

 令和7年度の幕明けにあたり、一言ご挨拶申し上げます。牟礼幼稚園は4月8日、春らしい穏やかな日々が続いている中で76年目の入園式を迎えました。
 ご新入の皆様、そしてご進級の園児の皆様方、誠におめでとうございます。先生方も3月の卒園式以来、感傷に浸る間もなく新年度に向かって年間計画を立てて今日の日を迎えました。今年度も間違いなく、楽しくて思い出を沢山つくる年にしたいと一同張り切っております。
 幼稚園は楽しいところですよ。それは一日一日が、皆さんの成長に繋がることの連続だからですね。どの園児さんも『昨日出来ないことが今日は出来るようになった!』という日が必ずやってきます。一日の保育時間が終わり、お迎えの保護者の方々にそんなご報告が出来る日は何より嬉しいことなのです。
 今年度もそれぞれの目標に従って、園児さんの成長の日が目に見えるのでは?と期待がいっぱいですね。そしてまた、ご家庭での様子なども折々に教えて下さると、保育者側にとっても大変有難いことと思います。よろしくご協力をお願い申し上げます。

 

過去の園だより