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一生懸命保育している先生方、毎日ご苦労様です。
あの夏の暑さは何処へやら、すっかり秋になってしまいました。
秋は「収穫の秋」といいますよね。実は子供たちもこの時期、大きな成長を見せてくれるのです。
まさに子供たちにとっても「実りの秋」です。
そんな子供たちを保育する先生方、ご自分の保育をちょっと振り返ってみませんか?
*園バスの乗降にいつまでも手を貸す。
*園舎の中にある段差・階段などにも手を貸す。
*喧嘩の場面にはすぐ飛んでいき、制止。
*転ぶとすぐ走って行き、抱き起こす。
*目で訴えられると(お漏らしをしちゃった、お水が飲みたい、何かがなくなっちゃったなど)保育者が察して先に訴えをかなえてやる。
*何かキョロキョロしていると「はさみ? はい」と必要なものを渡してしまう。
*乱雑に入っている鞄の中を整理してやったり、配布物も鞄にいれてやる。
*工作などで試行錯誤をしている子供に対して、「これでやると上手くいくよ」と安易な方法を教えてしまう。
*真剣に遊んでいる子供に「何してるのぉ〜!」「たのしそ〜」と不用意に声をかけ、集中している子供の邪魔をする。
こういうことって、無意識にやっていませんか?
高いところから落ちた、顔面蒼白、出血している、泣き方が激しい、このような時はもちろん、即駆けつけ適切な対処をしなければいけません。また、子供がそばにあったシャベルを投げようと今まさに構えている、噛み付こうとしている、このような場合も、先生が状況を判断し、行動を起こす必要があります。
しかし庭を走っていてつまずいて転んだような場合、1人で起き上がりまた走り出そうとしている時や、言い合いの喧嘩をしている時、これはいったん「見守る」でいいと思います。
そのためには、子供の表情や行動をよく観察する必要があります。十分に観察せずに、どんなケースにおいても、先生がすぐ駆けつけ「手を出し、口を出し」するのは、一見親切に見えますが、実はとても不親切な保育(子供が自ら成長しようとしているチャンスを奪ってしまう保育)といえます。
大きく成長する子供たちの手助けができるように、一呼吸おいた保育を心がけましょう。
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子供のジッーと見つめるあの目、あの声に魅了され、幼児教育にのめりこみ、笑いあり、涙あり、失敗あり…たくさんの喜びと感動の保育者生活35年。
「私の師は子供です」と言い切れるほど、子供から、毎日たくさんのことを教えてもらいました。
この経験を今、現役で頑張っていらっしゃる保育者の皆さんに少しでもお伝えすることができたら嬉しいなと思っています。 |
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