頑張ってきたからこそ出会えたご縁に感謝です!
 私は保育現場で35年以上働いていました。

 ジッーと見つめる子供のあの目!あの声!に、すっかり魅了され、幼児教育にのめりこみ、笑いあり、涙あり、失敗あり…たくさんの喜びと感動の35年でした。
 私の師は子供です!と言い切れるほど、子供から、毎日たくさんのことを教えてもらいました。
 私を一人前の保育者にしてくれたのは子供たち、といっても過言ではありません。

 退職した今、思うことは、幼児教育の仕事って何て素晴らしい仕事なんだろう!ということです。 頑張って続けてきて本当によかったと思います。また、続けてきたことに誇りも感じています。

 ただ、現役のときは、目先のことで悩み、人間関係で悩み、「やめたい」と何度思ったことか。
 “たくさんの喜びと感動”とは程遠い日々もありました。

 結婚して子供も生まれたころから、いつか退職を余儀なくされるときがあるかもしれないと思い始めました。両親の介護、夫の転勤、子供の都合などなど。その時には、否が応でも退職を決断しなければならない、だからこそ逆に、今、働ける状況の中で辞めたいと思うのはわがままだな、と思えるようになって来ました。辞めざるを得ない時が来るまで働かせていただこう!と決心しました。結局体調を崩し退職するまで35年、頑張ることができました。

 そして、今、日本経営教育研究所で働かせていただいています。今まで頑張ってきたからこそいただけたご褒美だと思い、この縁を大切にしています。

 それは、
 大好きな子供の中に、再び、身をおける喜び!
 今までの経験を生かしていただける喜び!
 何よりも最高の職場! 最高の人間関係!
 不平不満愚痴のない職場!
 常に前進!自分を成長させてくれる職場!

 こんな素晴らしい職場で、保育者として集大成のお仕事をさせていただいています。
 こういう人生が用意されていたことに感謝しています!
 そして頑張っている皆さんにもきっとあります。そう信じて、今を一生懸命頑張ってください。

 35年の間には本当にいろいろありましたが、人生をかけて一つのことに本気で取り組んできたことと、人との出会いは、私の大きな自信と財産になっています。

“いい人生だったなあ”と、思える生き方ができたら幸せですね。

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FUTO
 子供のジッーと見つめるあの目、あの声に魅了され、幼児教育にのめりこみ、笑いあり、涙あり、失敗あり…たくさんの喜びと感動の保育者生活35年。
 「私の師は子供です」と言い切れるほど、子供から、毎日たくさんのことを教えてもらいました。
 この経験を今、現役で頑張っていらっしゃる保育者の皆さんに少しでもお伝えすることができたら嬉しいなと思っています。
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