●FUTOさんは見た! 6月の旅日記(2009年7月)
 日本はやはり広い! 今月は突然こんな始まり方です!
 北海道は運動会シーズンに突入しました。秋は寒く、早い地域では雪も降る可能性が!
 6月、7月はスポーツの北海道です。

「運動会を実施する真のねらいは?」
 あらためて考えてみたいと思います。つまり、なぜ運動会を行うのか? ということです。どの幼稚園・保育園でもやっているから? 毎年行うことに決まっているから? いや、そうではないはず。運動会を行うということの根底には「うちの幼稚園・保育園では運動会を通してこんな子供に育ってほしい、運動会からこんなことを学んでほしい」という幼稚園・保育園の、もっと言えば園長先生の思いがあるはずです。そのことをよく理解していない先生(職員)が、毎年の行事だからとして消化しようとしているだけだとしたら……。子供にとって不幸なことです。「運動会」とは単なる年中行事ではなく、幼稚園・保育園から発信されるメッセージのひとつと考えましょう。

FUTOさんが観た「評判の運動会」
  ※ 子供が主体の運動会!(すべてを子供が中心に行う・BGM、競技説明など)
  ※ プログラムに我が子が競技する場所・遊戯する場所が記載されている
  ※ 保護者席・未就園児席・カメラ席・卒園児席・敬老席・・・・・安心して観られる
  ※ 先生(職員)の表情が良く・動きがハツラツとしている

FUTOさんが観た「こんな運動会(運動会練習)は子供が不幸……」
 運動会のためにだけ練習をする!・・・・・子供には苦痛しか残らない!
  ※ お父さん・お母さんが観に来るんだよ! 一生懸命練習して!
  ※ 子供のための運動会ではなく、先生がここまで指導したという自己満足は不幸!
 運動会で配慮に欠けるのは子供も保護者も不幸!
  ※ 競技説明が曖昧で、競技時間がだらだらと長い!
  ※ 先生の笑顔が見られず、こなしているだけの態度(突っ立っている・競技準備に時間がかかる)
 未就園児への配慮不足で評判を落とす!
  ※ 受付したら後はご自由に! どこで運動会を観ればいいの? 出番はいつ?…など。

「気持ちある運動会」
 玉入れ、かけっこ、お遊戯、組体操、親子競技にリレー。色々な競技があります。保護者はどんな運動会を望んでいるのでしょうか? それは、とても盛り上り、子供たちにとっては一生の思い出になる運動会です。それゆえに一番期待されている行事の一つと言えるでしょう。
 全ての方が満足し、良き思い出となる運動会を是非行ってください! 秋にかけて、まだまだたくさんの運動会を今年も見させていただきます。

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FUTO
 こんにちは。藤村寿哉(ふじむらとしや)、ふじむらの「ふ」、としやの「と」で、通称FUTO(ふと)さんです。正月生まれだからと言うわけではありませんが、楽しいことが大好きで、妻・娘2人をこよなく愛し、毎日全国の私立園を飛び回っています。
  気がつけばまもなく50歳。しかしフットワークは衰えず、訪れた園は2000箇所を超えちゃいました。そんな私が、大笑いしたり突っ走ったりせず、「ふっ」と笑ったり、「ふと」立ち止まったりしながら、幼稚園・保育園・子供たちのことを考えたいろいろなことをレポートします。みなさん、ぜひ私のサイトに遊びにきてください。なるほどの見聞録でお役立ち情報満載です!
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