●自信を持って登園するために(2006年4月)
WBCは、王JAPANが世界一になり、幕を閉じました!
何か、野球を通じて日本人の誇りを感じたそんな素晴らしい大会でした!
個人的には、見直して欲しいこともありましたが…。
さて、日本人がこのWBCを経て取り戻した「自信」。
今月のテーマは「自信」です。
4月は入学、進級の季節です。
この時期はとてもワクワクしますが、反面不安な面も色々ありますよね。
でも心配しないでください。「不安」の反対は「安心」なのです。
不安をなくすことで安心が生まれ、「自信」を持って行動できるようになります。
どうしたら安心して新年度を迎えることができるのでしょう?
子どもも大人も全く同じ心理だと思いますのでぜひ参考にしてください。

私は仕事柄多くの人の前で話をする機会がけっこうあります。
私も、最初は「不安」でした。「自信」がありませんでした。
それでも最近は『とても自信を持っていますね〜』と、評価されることもあります。
自分でも「自信」を持てるようになってきました。

幼稚園・保育園に入園する子どもたちが泣くのは
「不安=安心できない=自信が無い」からだと思います。
では、どうすれば不安をなくすことができるのか?
不安をなくすことが「自信」を持つ一番の近道です。

『先生。どうすれば子どもに自信をつけることができるのでしょう?』と
色々な現場の先生方に聞いてみると、
困ったことに自信を持って答えてくれる先生があまりいません……

なぜでしょう? そうです。その先生たちも不安があるからだと私は思います。

さて、はっちゃんマン流解決策をお教えしましょう。
子どもも大人も同じです。
『小さい事をコツコツと積み上げる!』本当にこれしかありません。
そんなんじゃ明日の入園式の不安はどうすればいいの?
何の役にも立たないなんて思わないでください。続きがあります。
どんな小さい事でもいいのです。それを何回も何回も繰り返すことが大切なんです。
それによって慣れたり、経験を積み、失敗したりしてみることが重要なんです。
入園式の前なら、着替えの練習をする、制服も何回か着てみる、新しいお弁当箱を使って食事をする、一度ぐらいは入園する幼稚園にいってみる、朝早く起きて登園までの生活をしてみる……。
どんな事でも構いません。新年度から幼稚園・保育園に通うようになれば必ず行われることを繰り替えし繰り返しやってみて下さい。
子どもの不安をとっているつもりで、実は自分の不安も不思議となくなっています。
そして、自信を持って登園させてあげて下さい。



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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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