「若者賛歌」
 皆さん、今年度最後の学びの部屋では、満を持して、今年私を最も熱くしてくれた動画を紹介しましょう!
 それは「熱闘甲子園2009」です。「近頃の若いモンは…」などとぼやく諸兄に「この若者が目に入らぬか!」と言いながら見せてあげたくなるほどの逸品です。
 この動画は、ご覧の通り「高校野球をしている若者」が映っていますが、観ていただきたいのは「野球」ではなく、ここに登場している「若者の姿」そのものです。一つのことに本気で打ち込んだ者だけに許される「満面の笑顔」と「あふれる涙」。先輩へ、後輩へ、仲間へ、応援してくれるすべての方々へ、そして先生へ…。人生のすべてに共通していることです。
 私が学生の頃からすでに言われていた「無気力・無関心・無責任」の三無主義に、現代の若者には「無感動」と「無作法」を加えて五無主義と言われて久しいのですが、そんなことあるもんか!この子たちを見てくれ!と、叫ばずにはいられません。ここに登場する若者たちが、どんな幼少期をすごしていたのかなど、神ならぬ身の私には知る由もありませんが、「栴檀は双葉より芳し(香木である栴檀は双葉のころから芳香を放つ)」とのことわざの如く、素晴らしい人物は、子供のときからそれを予感させるところがありますので、きっと小さい頃から素晴らしい大人が周りにいてくれて、よき土、よき水になり、立派に育ててくれたのだと思います。「十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人」というしらけた言葉もありますが、ご覧いただいた若者たちは、きっとこのまま素晴らしい社会人となって、世の中を背負ってくれるはずです。
 お父さん、お母さん、そして私立園の先生たち。子育てや保育は、もしかしたら、こんな若者を育てることが目的なのではないでしょうか?苦しくて辛いとき、この若者の笑顔と涙をぜひもう一度観てください。必ずや皆さんを元気にしてくれるでしょう。日本の若者もまだまだ大丈夫!若者万歳!そしてそんな若者を育てた、お父さん・お母さん、幼稚園・保育園の先生たち万歳!

 さて、今まで「みぞけんまんの学びの部屋」に訪れていただきありがとうございました! 4月以降はいったん部屋をクローズします。またいつか招待できるようになるその日まで、皆さんお元気で! 広い日本の空の下、素晴らしい映画や本で心を洗いながら、お互いに子育てや幼児教育に情熱を注ぎましょう!

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みぞけんまん
 みなさん、こんにちは! みぞけんまんです。
 このコーナーは、多くの対象の方(子供に関係する方全て)に気軽に読んでいただこうと思いまして、あれこれと考えた結果、特に親しみやすい「映画」や「本」などを切り口にしながら、あくまでアメリカンに、シュガー&ミルクたっぷり?にお伝えし、「全ての道は私立園に通ず」を実証していこうとするものです。
 みなさん、どんどん遊びに来てください! このページを通して、仕事中だけでなくプライベートな時間にも「ラフに」、しかしながら「常に」、子供たちのこと、保護者のことが考えられるような感性を身につけられたら(学べたら)、どんなにすばらしいことでしょう。そんな学びの部屋へご招待します。
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著作紹介
BOOK02
『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)

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