●日本で定着させたい習慣Vol.1(2007年7月)
みなさん!こんにちは!
アメリカでは、日本人メジャーリーガーが大活躍していて嬉しい毎日です。
今月は日本で定着させたい習慣Vol.1です。
かなり個人的な意見ですが、今月も元気にいってみましょう!
 メジャーリーグでは日本人が毎日のように活躍をしています。野球少年だった私にとっては、羨ましい限りです。自分が子供の頃、この映像を見ていたらどういう目標を持っただろうとつい考えてしまいます。
 少年時代はリトルリーグに9年間(シニアリーグ含む)在籍し、プロ野球の選手になろうと思っていましたが、その当時清原和博選手(当時は全く気がつきませんでした)が在籍してた岸和田リトルリーグというチームには力の差を感じていました。そんな時に、メジャーリーグでがんばっている日本人選手の映像を見ていたら……。もっともっと努力していて、今ごろは……なんて考えたりもします。でも、やっぱり今と同じかな?(笑)

 そのメジャーリーグを見ているとスタンディングオベーションの映像が頻繁に流れてきます。数年前、ドジャーススタジアムでメジャーリーグの試合を見ていた時にも、急にスタンディングオベーションが起こり戸惑いましたが、慣れてくると、自分から自然に立ち上がることができるようになりました。
 メジャーリーグでは、良いプレーをした選手には敵味方関係なくスタンディングオベーションでたたえます。それを見るたびに「素晴らしい」と思います。スポーツの試合だけでなく、映画などを見終わった後にもスタンディングオベーションが起こります。

 このスタンディングオベーションの風習は日本ではほとんどありません。これは、「立ち上がると他者に迷惑がかかる」という日本の考え方があるからなのかもしれません。確かに人の事を考えて行動するというのは大切なことですが、同じ目的を持った人が集まるスポーツやイベントの場では、このスタンディングオベーションを流行らせたいと、ひそかに思っています。
 なぜなら、これとは直接関係は無いかもしれませんが、電車の中でのマナー違反なども、悪いとわかっていても何も言わない。逆に、席を譲るという良い行いも、褒めるよりもむしろ白い目で見られてしまうなどという感覚を、スタンディングオベーションのような楽しい表現を取り入れることで、ちょっとづつでも変えることができないかと思っています。そして、それが当たり前になれば、子供たちが社会に出るときには、堂々と人とコミュニケーションができるようになるのではないかと思います。

 私としては、スタンディングオベーションで迎えられ、スタンディングオベーションで終えられるような講演をいつの日かやってみたいと思っています。がんばるぞ〜!


前の記事 ← ● → 次の記事
はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
バックナンバーはこちら
著作紹介
BOOK03
『必読! 私立園で働く主任・学年主任のためのスタディブック』
八田哲夫著
¥1500(税込)
BOOK01
『教えて!
保育者に求められる100の常識』
八田哲夫・長屋あゆみ[共著]
¥1000(税込)
BOOK02
『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)

購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。
注文用PDF・532KB