●子供は厳しく育てましょう-2(2007年6月)
みなさん こんにちは。
今月は久しぶりに ファイヤ〜!
未来を背負う子供たちの事をもっともっと考えなければ!!
 先日の朝の通勤ラッシュ時ホームでの出来事です。下り方面のベンチに大学生風の男性が座って朝食代わりに、スニッカーズ(チョコかな?)のような物を食べていました。そこに電車が来るとその男性は食べていた物を、そのままベンチに置きっぱなしにして電車に乗ってしまいました。

 私は、この行動の意味が分かりません。食べ物を残すだけでなく、それをそのままむき出しでベンチに置きっぱなしで行ってしまう。
 この男性に何を教えたらいいのでしょうか?
「食べ物を大切にしなさい?」
「ごみを捨てるな?」
「人が嫌がることはするな?」
「自分の事は自分でしなさい?」
 こんな事言われないと分からないのか?
   いったい、いくつのルールを伝える必要があるのか……。

 その後、乗換えで私は上り列車に……。
 しかし、今度は高校生風の男性が!? ほぼ満員の電車のドアの横で座り込んで携帯で話をしている! これにはびっくり。「けじめ」「ルール」「人の迷惑」…… 何もわかってないのだろうか?

 そういえば、テレビで藤原正彦さんが(『国家の品格』著者)「子供のうちに、社会のルールを教えるのではなく、叩き込むのだ!」とおっしゃっていた。本当にその通りだと思った。
「何故、人を殺してはいけないのか」
「どうして人に迷惑をかけてはいけないのか」
 これらの質問の究極の答えは「駄目なものは駄目」だと思っています。
 幼児期は非常に素直です。そんな時期だからこそ、社会に必要な最低限のルールを叩き込む必要があるのではと痛感しています。
 子供には愉快に楽しく、そして厳しく接してあげるのです。

 5月15日の、17歳少年が自分の母親の頭部をもって自首した事件を見て、余計にそう思ったのは私だけではないはずです。

 ファイヤ〜
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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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