●「緊張感」で、良い思い出を…(2006年10月)
みなさん、こんにちは! 運動会シーズンですね!
今回は、運動会の緊張感について考えてみたいと思います。
それでは、位置について! 用意! ドン!
 9月下旬よりほとんどの幼稚園・保育園は秋の運動会シーズンに入りました。
 私はもう何園かの運動会を見学したり、指導してきました。もちろん10月になればもっと多くの運動会を見学する予定になっています。
 運動会の時の子供の目っていつ見ても良いですよね〜。
 あの目はいったい何から来るのでしょうか・・・・・。

 先日、私の長男がある大きな陸上競技大会のサブイベントでリレーに出場することがありました。その時の長男の表情は私ですら初めて見るような緊張した顔でした。確かに大きな競技場の中で走るのだから当たり前だはと思いましたが、その時ふと、子供のころに、似たように緊張したできごとを思いだしました。それが運動会でした。
 一ヶ月位前から運動会の練習が始まり、話題も運動会の事ばかりになり……。運動会の前日や当日の緊張感は今でも忘れません。
 最近の運動会は「楽しく」という要素は増えてきていますが、「思い出に残るような緊張感」は少し物足りない感じがします。

 見学した保育園の運動会では、組体操の最後に側転の発表をしました。
 年中、年長の子供たちは普段なら「全員」側転ができます。それも見事な側転です。そんな子供たちも「運動会で発表」となるとさすがに緊張したのでしょう、良い目をしていました。そして、良い緊張感がつたわってきました。

 私は楽しい運動会ももちろん大好きです。しかし、一生の思い出に残るような緊張感のある運動会も見直していきたいと思います。
 ちょっと工夫すると「緊張感があり、そして楽しい運動会」ができると思います。その運動会はきっと、いつまでも思い出に残ると思います。

 皆さんの参加する運動会はいかがですか? 緊張感ありますか?



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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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