●子どもの可能性を信じよう(2005年12月)
今年の冬は、とっても寒い感じがしますが、皆様お元気ですか?
寒くても、やっぱり12月はウキウキしますよね!
今年も来るかな?サンタクロース!
さて、今月は子どものやる気!についてです!
分かるような分からないお話です!
 「最近子どもの学力が落ちた」というニュースを時々見ます。
 これって本当はどうなのでしょうか?
 幼児教育の現場にいて感じるのは、幼稚園・保育園だけであれば、子どもたちの能力や体験している事は年々レベルが上がっていると思っています。(学力とは直接関わりがないかな・・)
 私たちの子どもの頃に比べると、色々な事を見たり、聞いたり、体験したりという様なことは、はるかに多いと思います。
 体操、音楽、英語、絵画、水泳など…。
 では、何故その様に言われるのでしょうか?

 いくつのかの保育室を見て思うのですが、先生が全てをし過ぎると、子どもが(クラスが)伸びない様に思います。子どもたちに任せたり、自主的に考え出した事の方が素晴らしいと思うときがあるからです。
 そう考えると、子どもたちが自ら考える場面を先生や大人が奪っているのに、「学力が落ちている」ということに置き換えているのではないかと疑ってしまうことがあります。
 子どもが何かに集中したり、練習し始めた時のパワーは本当に素晴らしいです。
 子どもは自分でできた! と実感するのが大好きです。大人は、その環境を与えてあげるだけでいいと思います。子どもたちは失敗の中から多くの事を学び、身につけます。敷かれたレールに乗るだけだと、表面的にはできたように見えますが、実際には自分の力になっていない事があります。それは自分で考える力です。

 大人は子どもの可能性を信じてあげましょう。
 大人は子どもが考えて行動できる環境を作ってあげましょう。


 分かるような、分からないお話でした!。



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はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
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