●家庭でできる”しつけ”(1)(2004年8月)
家庭でのしつけがいろいろ言われています。
しかし、どうすればいいの? と思われている方も多いのではないでしょうか?
今回は家庭でできる”しつけ”についてのお話です。
子どもから『おはようございます!』

なんと言っても、コミュ二ケーションの第一歩は挨拶ですね。
幼稚園、保育園でも、とっても大切な基本的生活習慣です。
しかし、ここ数年「挨拶が出来ない子ども」が増えているように感じます。
これは、挨拶がしたくないのではなく、習慣がないのだと思います。
保護者講演などでこのように確認する事があります。
『ご家庭で挨拶を教えていますか?』すると、ほぼ100%手が上がります。
さらに質問を続けて
『朝、子どもから”おはよう”と言えますか?』今度は1割り位しか手が上がりません。
習慣とは自分で意識せず行動できるようになる事を言います。
挨拶も同じです。子どもが自ら大人やお友達に挨拶が出来るようになる事が大切です。

子どもは、模倣から色々な事を学びます。

まず、常に保護者の方が挨拶をする習慣をつけることが大切です。
これは、家族の方みんなで実践して下さい。
子どもによっても違いますが、3歳位になったら朝起きたら子どもから”おはようございます!”
を言える様に教えてあげます。
その後も、怒ったりしないでゆっくり教えてあげます。
(「Iメッセージ」使って下さいね!……バックナンバー参照
子どもが自分から言えたらたくさん誉めて下さい。

たったこれだけです。
これを、子どもが小学校に行っても継続して下さい。
小学校3年生くらいまでにしっかり続ければ、完全な習慣となり大人になってもコミュニケーションの達人になれることでしょう!


前の記事 ← ● → 次の記事
はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
バックナンバーはこちら
著作紹介
BOOK03
『必読! 私立園で働く主任・学年主任のためのスタディブック』
八田哲夫著
¥1500(税込)
BOOK01
『教えて!
保育者に求められる100の常識』
八田哲夫・長屋あゆみ[共著]
¥1000(税込)
BOOK02
『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)

購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。
注文用PDF・532KB