●新年度! 最高のスタートで出発しましょう!(2009年4月)
いよいよ新年度のスタートです!
今年は100年に一度のビッグ・チャンスの年です!
そんな中、新入、進級、それぞれの新しい環境を最高のスタートで出発しましょう。
やっぱり何事も最初が肝心です。
それでは、今月もワクワク・ドキドキ、楽しくいきましょう。
 新年度に入れば、やっぱりワクワク・ドキドキだと思います。
 特に、幼稚園・保育園への入園。新1年生の入学。本人はもちろん送り出す保護者もドキドキですね!そこで、4月のスタート「ワンポイント・アドバイス」です。これは、子供たちだけではなく、新社会人にも全く同じことが言えます。どれも簡単で当り前の心構えですが、ぜひ参考にして下さい。

1)最初は、とにかくゆっくりと!
 新しい環境は不安でもあると思いますが、やはりワクワク・ドキドキします。
 そして、その最初の一歩がうまく出ると、そのあとがスムーズなのはみんな知っていることです。
 そこで、最初の一歩は、とにかくゆっくりとスタートしてみてください。
 ゆっくりと言っても、本当にゆっくりする訳ではなく、時間に余裕を持つという事です。
 30分で用意できると思ったら1時間前から用意をして、ハプニングがあっても充分間に合う、そういう心と時間のゆっくりです。
 また、集合時間には、遅くても15分前に着いておく等なども非常に大切な事です。
 自転車も最初はゆっくり慎重にこぎ出すと思います。そんなイメージです。

2)慣れたら、スピーディーに!
 そして、3日間、1週間、1か月と徐々に慣れてきたら、今までやっていたことを、スムーズにテキパキと行えるようにして下さい。
 同じことなら、より短い時間で行う。
 それは、4月よりも5月、そして大きな行事等が迫ってくると、子供たちもそれなにやる事が増えてきます。
 (小学1年生なら、なおさらです。宿題が出始めるのも5月位からです)
 実は、子供たちは早くテキパキとやる事が大好きなのです。
 この特徴を活かして、慣れた事はどんどんテキパキと行わせて下さい。
 ここでは、徐々にペースを上げることが大切です。

3)それを最低3年間続ける事が大切!
 最後に、いろいろな子供たちを見ていると、生活習慣というのは、3年間位で確実に自分の力となります。
 逆に考えれば、最初どんなに上手にできても、それを続けなければ定着はしないという事です。
 “石の上にも3年”という言葉があるように、やはり3年間しっかり継続させていくことが大切です。
 そして、新しい事は、最初はゆっくり、慣れたら素早く、そうすれば定着していく生活習慣がどんどん増えて、子供たちも自分の事は自分でできるようになっていきます。

 “最初はゆっくり、慣れたらテキパキ、それを3年続ける!”
 2009年度最高のスタートをきって下さいね! 100年に一度の大チャンスですから!!

前の記事 ← ● → 次の記事
はっちゃんまん
 園と保護者と、園児の味方。
 北海道から沖縄まで全国の幼稚園・保育園を指導している。
1年間に飛行機に乗る回数は120回を超えるほど、日本中を移動。そんな中で「日記」を書いてくれています。
 理不尽なことが大嫌い。普段は「背広モード」か「体操モード」で元気で優しいが、あまりに理不尽なコトがあると「ファイヤーモード」に変身するらしい。
バックナンバーはこちら
著作紹介
BOOK03
『必読! 私立園で働く主任・学年主任のためのスタディブック』
八田哲夫著
¥1500(税込)
BOOK01
『教えて!
保育者に求められる100の常識』
八田哲夫・長屋あゆみ[共著]
¥1000(税込)
BOOK02
『実践! 新人・若手保育者の
ためのトラブル・シューティング集』
八田哲夫・溝上健二[共著]
¥1000(税込)

購入希望はPDFダウンロード後ファックスにて注文してください。
注文用PDF・532KB