お問合せ ●site map  





      


心の力

保護者の方の一番の関心事はこの事だと思います。
勉強ができても、スポーツができても、心が弱いと将来が不安ですよね。
最近は、少年犯罪やいじめ問題もエスカレートしつつある気がするのは私だけでしょうか・・・。


『非行の火種は3歳にはじまる』(PHP研究所/相部和男著)
という本を、20年くらい前に読みました。少年院の先生がかかれた本です。その本には、少年院に入ってきた子供たちの幼年期の過ごし方の統計が書いてありました。不思議なことに、少年院に入ってくる子供たちは圧倒的に男の子が多いということ。ほとんどが男の子なんです。
そして、その子たちが幼年期に過ごしてきた環境とは・・・①溺愛・甘やかし②落ちこぼれ③AV・ホラー映画などの過激映像・・・しかも溺愛はダントツです。さらに、幼年期に溺愛された子はなかなか更正できないとのことでした。少年院を出ても何度も同じ過ちや犯罪を起こし、また戻ってくるそうです。信じられますか?


溺愛の対象者は母親です。これが7割を占めます。ぞっとするような話ですよね。愛情をかけて育てたつもりが、実は単なる溺愛・・・。溺愛は、思春期になると反発として返ってきます。そうなるともう手のつけようがありません。母親だけではもうどうしようもないのです。もっと言えば、家庭では対処しきれない状態になってしまったわけです。

どうでしょう。これだけ読んでいると、自分がどうなのか本当にどうしていいのかわからなくなってしまいます。であれば、どうしたらよいのでしょうか。



お母さんたちにできること。それは、毅然とした態度で子供に接すること。しかも幼児期から。いちばんかわいい盛りに毅然とした態度なんて・・・と思うかもしれませんが、難しいことではないのです。ただ、自分でできることは自分でさせる(させてあげる)。そして、なんでも買い与えない。これに尽きます。
下手に手を出して、あれやこれやとしてあげない。ほしくもないのになんでもある環境。子供にとっても迷惑です。自立しようとしているのに、自立できずに、他力本願、してもらって当たり前、なんでもあるのが当たり前になってしまいます。だからこそ、幼年期から、手を貸さずに自分でさせてあげてください。
 
強いて言うなら親ができることはあとひとつ。見守ってあげること。危険はないか、目に余ること、横着な態度はとっていないか。そのときにはしっかりとそばに行き、叱ってください。


『厳しく、おもしろく、ゆかいに、そして少しだけ優しく・・・』


学ぶ力

すべての事において学ぶ力は必要です。人間はこの学ぶ力によって育っていきます。昔はその環境があったので、今ほど『読み書き・計算』をしなくても、学ぶ力が十分に育っていたのです。ではいったいどういう環境学ぶ力を育てるのにいいことか。それは、自然です。昔は誰も大人が監視をしなかった。監視がつかなかったからやりたい放題の中で、自分で学んでいったんです。危険から、体験から、先人の知恵から、先輩から、おじいちゃんから、おばあちゃんから、両親から、友達から、弱い子から・・・みんなから学んでいたのです。

夏場、焼けるように熱いアスファルトの上をやけどしないように歩くにはどうしたらいいか、スズメバチに刺されずに大きなカブトムシを捕るには(カブトムシとスズメバチは同じエサなので、エサ場が一緒)・・・そのような中で頭をフル回転して、先人に学び、親に学び、先輩に学び、友に学び、危険から学んでいたのです。学識ではこのようなことは教えてくれません。
しかし、今はみんな勘違いして、教えて育てようとしています。教えて育つものではありません。自ら悟って学んで行くのです。学べないから人間が成長しない。学ぶことができないのです。 
 

現在、保育園や教育現場の中では、子どもを危険にさらしたり、怪我をさせたなんて御法度です。その中でどうしたら学ぶ力をつけられるか。その答えが『読み書き計算』なのです。
読みは、まず3歳から拾い読みをさせます。はじめはたどたどしいですが1冊読めたらそれが喜びとなり、もう1冊読みたくなる。そうなれば、あとは勝手に子どもたちは本を読み始めます。「本読み終わり」といってもまだ本を読んでいる状態です。なので、私の園では卒園までの3年間に1500冊から2000冊の本を読破します。自分で読むことが大切なんです。

早い段階で自分で本読みができるので、書くこともできるのです。ヨコミネ式の学習帳を使い、だれも教えることなく集中しながら書き取りをしていきます。書き順なんて教えなくてもいいのです。それがヨコミネ学習帳なんです。「一」から始まり、「む」に終わる。画数が少なく単純な形のものから学習していく方法です。これだから3歳から始められるんです。
計算でもヨコミネ式の計算学習帳たまたま計算があります。これも、数と数字をうまく連結できるように考え出されたものです。なので、指導が必要ないのです。子どもたちの目線に立ち、指導者の立場になり考え出されたものなのでl、単純明快。

忘れてほしくないことはただ一つ。勉強ができるために読み書き計算をするわけではありません。あくまでも学ぶ力をこの時期に引き出すためにさせているのです。問題にぶち当たり、問題を解決すると頭がよくなる。シナプスができる。だから、自分で問題にぶち当たって解決したことはよく覚えていて、忘れないのです。人に教えてもらったことなんて使わなければすぐにわすれてしまうんです。この違いなんです。


学校とは違います。英才教育でもありません。だから教えません。勝手にやります。自学自習です。30人いれば30通りのやり方があるように、ひとりひとり能力の差があります。だからその子にできることを環境設定してあげるのです。


体の力

ヨコミネ式教育では運動も重視しています。これは『体の力』を養うためです。
運動神経を司るのは小脳です。小脳は大脳にほとんど覆われていて、重さは脳全体の10%程度ですが、ここには脳全体の半分以上の神経細胞が集中しています。大まかな運動命令が大脳から出されて、小脳の回路でそれを細かく調節してから、全身へと命令が送られます・このため微妙な運動もスムーズに行われます。また、体のバランスをとっているのも小脳です。大脳や脊髄などと複雑な関係を保ちながら、体のいろいろな筋肉の動きを調節して、身体の運動をスムーズかつ正確に行ったり、一定の姿勢を保持したりしています。

しかし、その小脳は幼児期にほぼ100%完成してしまいます。これはどういうことかというと、幼児期の運動神経が将来大きく影響を与えるということです。だから、運動神経を司る小脳を鍛え、『体の力』を養うために幼児体育(ここでは体操や水泳など)をおこなっているのです。

現在の社会の中では、子供たちが『体の力』を培うだけの環境が全くといっていいほど存在しません。なぜなら、“子育ての現状”で述べたとおり、子供たちを取り巻く環境は“かごの中の鳥”状態であり、よってたかって甘やかし、過保護の状態です。この中で『体の力』が育つわけがありません。


毎日10分ほどの長距離走に始まり、かけっこ、おにごっこを混ぜながら楽しく走り回ります。遅い子にはそれなりにハンデをあげたりして、その子の士気を高めるような事もします。
 体操では、ブリッジ歩き、横周り、片手横周り、逆立ち歩き、跳び箱、忍者回りなど子供たちがガンガンしていきます。どうやったらそんなにできるの?スパルタ?なんていわれそうですが、手取り足取り教えているわけではなく、やはり環境から学んでいるんです。自分たちで友達・お兄ちゃん、お姉ちゃんがしているのをみて、はじめているんです。もちろん、安全管理は徹底しています。まだとうてい無理なことをしようとしている子供がいたら注意しますが、基本的には子供たちが好きなようにどんどん場を設定していきます。 

男の子はレスリングもします。昔はチャンバラやけんかといったものが日常茶飯事で、自分たちや仲間で解決をしてきたものですが、今は、先生たちが真っ先に止めにはいります。監視され、けんかもできず、遊びも制限された中で何ができるでしょうか?なので、Yokomine式ではあえて男の子にはレスリングをさせるのです。男の子は、けんかのような遊びが大好きなんです。その中で、有り余った力を発散させ、友達ともより強い絆を構築していっているのです。レスリングで、肌と肌でぶつかり、お互いに応援され、勝ち負けを味わい、その中で『体の力』『心の力』を育てていくのです。


夏の水泳ではたった20間ほどの期間なのですが、みんな15メートル泳げるようになります。もちろんここでもスパルタをするわけではありません。とにかく水に慣れさせるのです。慣れさせてしまえばこっちのもの。子供たちは勝手に泳ぎます。はじめはきれいな泳ぎ方なんてできませんが、やはり上手な子からまなんでいるようです。


子供たちがよりよい将来を送るために、見逃してならないのが“健康”です。

『体の力』です。



Copyright© 2011 AZ.C All Rights Reserved.